羌 叡應

一般社団法人全国国立大学附属学校PTA連合会 会長

羌 叡應

一般社一般社団法人全国国立大学附属学校PTA連合会 会長

ご挨拶

ご挨拶

 「全附P連PTA研修会 第十七回全国大会」の挙行に際し、ご参集を賜りました皆様、ならびに平素より本会の歩みにご理解とご支援をお寄せくださる皆様に、深甚なる敬意と衷心よりの感謝を申し上げます。異文化が交わり新たな時代を切り拓いてきた開港のまち・横浜。この歴史と文化が息づく地で本大会を開催できますことは、この上ない慶びであり、次代を担う子どもたちへの責任を改めて心に刻む大切な機会でもあります。
 人類の悠久なる歩みは、教育の歩みにほかなりません。人は、他者との邂逅の中で言葉を学び、文化を紡ぎ、新たな価値を創造しながら歩んでまいりました。
 「人は、人によって、人になる。」――この普遍的な真理こそ、教育の原点であります。子どもたちは、未来のためだけに存在するのではなく、この瞬間を生きる尊厳ある存在です。だからこそ、人を育む営みとは、先人から託された願いを未来へ手渡すことであり、私たちには、その価値を守り、磨き、高めながら次代へ継承していく責任があります。
 創立以来七十四年、全附P連は、保護者が教育の当事者として学校と向き合い、教職員との信頼を育みながら、子どもたちの可能性を拓き、ともに教育の未来を築いてまいりました。
 「教育とは、共創である。」――この信念こそ、七十四年の歴史を貫く本会の理念にほかなりません。本大会のスローガン「子どもたちとこの国の未来のために ~つながる保護者×ひろがる学校=未来を動かす子どもたち~」は、教育に関わるすべての者が力を結集し、未来を創造していく決意の表明であります。
 今、私たちは、国立大学附属学校が長年にわたり積み重ねてきた知と実践を、広く社会へひらいていく使命を担っています。その成果は、公教育を支える共有の資産であり、未来へ継承すべき教育の公共財であります。その価値を社会へ還元し、家庭・学校・地域・大学が互いの力を重ね合わせながら、新たな教育の価値を共に育んでいくことこそ、全附P連が果たすべき役割であると確信しております。
 PTAとは、単に学校を支えるための組織ではありません。保護者自らが教育の当事者として関わり、子どもたちの成長を支えるとともに、公共を担う市民としての責任を培う教育共同体であります。そして家庭が、公教育へ主体的に参画する最初の場なのです。
 結びに、本大会の開催にあたり格別のご尽力を賜りました関係各位に, 心より御礼申し上げます。本大会で交わされる学びと対話が、一人ひとりの新たな志となり、全国へ、そして未来へと紡がれる絆の糸となって、子どもたちとこの国の未来を支える確かな礎となりますことを祈念し、主催者挨拶といたします.